こんにちは!

「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

【小麦は健康にもダイエットにも大敵です!】

トレーナーのあなた。
なんで小麦がダメか説明できますか?

・グルテンに含まれるグリアジンが腸の受容体と結合→ゾヌリンというタンパク質が産生され※タイトジャンクションを開く→未消化の食物や病原菌が入ってしまう→免疫反応が起こる!(アレルギーや炎症)

※タイトジャンクション
腸管の表面は無数の腸管粘膜上皮細胞で構成されています。その細胞と細胞の隙間は物が無差別に入ってこないようにたんぱく質で塞がれています。これがタイトジャンクションです。
乳酸菌、IgA、タイトジャンクションが三層になってバリアを形成し、異物が入らないように守っています。

・グルテンの消化過程でできるグリアドルフィンというペプチドはオピオイドとして働きオピオイド受容体に結合→モルヒネのような働き→中毒性があるので、なかなか小麦断ちできない。

・現代小麦は遺伝子組み換えし過ぎてたんぱく質の構造が変わってしまっていて、人間の消化酵素と合わない→未消化のたんぱく質は腸内環境悪化、炎症やアレルギーの原因。

・現代小麦は砂糖よりも血糖値を上げる。

・ポストハーベストの問題
収穫後の漂白剤や殺菌剤の使用(←輸入小麦。流通してるほとんどが輸入小麦)

ですので腸ケア、低血糖、副腎疲労、アトピーなどの免疫疾患、ダイエットなどなどの観点から1つもいいことないです。

料理で必要なときは米粉で同じ分量で置き換えられます。外食などでどうしてもの時はDPP4などの消化酵素を。

ただ、誤解しないでいただきたいのはあれもダメこれもダメというわけでなく、「腸が健康な状態」であればたまに味を楽しむために食べるのは全く問題ないのです。
栄養療法のゴールは「なんでも食べられるようになること」です。

ではまた☆