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「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

「アスパルテームがよくない理由」

海馬や視床下部など中枢神経系に広く分布するNMDA型受容体というものがあります。

これは神経から神経伝達物質を受け取って次の神経にその刺激を伝達するものの1つです。

学習や記憶の定着に関わります。
ですので、適度に神経伝達があり、必要な時に活性化するのは良いのです。

この受容体が他の受容体と違うところは、カルシウムイオンの透過性が高いことです。普段はマグネシウムイオンが蓋をしているのですが、刺激を受けるとマグネシウムが外れ、カルシウムイオンが流入します。

カルシウムイオンは様々な酵素を活性化させるのですが、過剰に流入すると神経細胞の損傷や細胞死につながります。

この受容体を活性化する神経伝達物質の1つがアスパラギン酸です。

「アスパルテームにはアスパラギン酸が含まれます。」

ですので、アスパルテームを過剰に摂取すると→NMDA型受容体からカルシウムイオンが大量流入→細胞死という流れになります。

細胞の損傷や死滅があると神経の伝達が上手くいかない→うつ、統合失調症、パーキンソン病、アルツハイマー、繊維筋痛症などの症状の一因になっています。

ゼロカロリー飲料などの大量摂取は注意です。

繊維筋痛症 診療ガイドラインにもアスパルテーム 、グルタミン酸について書いてあります。

グルタミン酸は化学調味料の摂り過ぎに注意です。裏面に「アミノ酸等」とか記載されています。

昆布など食品にも旨み成分として含まれますが、あくまでも摂り過ぎに注意ということなので、通常は化学調味料など沢山の量を摂ってしまうようなものを避ければいいと思います。

しかし、上記の症状がある方はグルタミン酸、アスパルテーム は極力避けた方がいいでしょう。

最近の研究では、NMDA型受容体を亜鉛が抑制して、疼痛の抑制に働くというものもあります。
http://first.lifesciencedb.jp/archives/3215

クライアントで慢性痛がある方には、グルタミン酸、アスパルテームを避け、亜鉛とマグネシウムをしっかり摂っていただくことも大切かも知れません。

ではまた☆