こんにちは!

「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

【栄養療法のスタートは腸から!】

先日副腎疲労について書きましたが、回復にはコルチゾールを温存することです。

ストレス・炎症・低血糖を避ける。

ストレスに関しては環境を変えるか、受け止め方を変えるか。ストレスに関してはまた別で書きます。

炎症に関して、副腎疲労の患者のほとんどが腸が悪いです。
副腎疲労(疲弊期)になるとコルチゾール↓で低血糖→自律神経緊張、アドレナリン ↑で腸の働き↓になるからです。

そして副腎疲労は※カンジダ、※SIBOと相関します。

※カンジタはカビの一種で真菌と呼ばれるものです。常在菌で誰でも体の中(腸管や口腔など、主に粘膜)に居るのですが、これが増殖することで悪さをします。カンジダは結構重要なのでまた書きます。

※SIBO(小腸内細菌増殖症:Small Intestinal Bacterial Overgrowth)は通常は小腸の中には腸内細菌がほとんどいないのですが、様々な原因により小腸内に細菌が増えてしまった状態です。
小腸内でガスが大量に発生するためお腹の張りが強く出ます。女性のお腹ぽっこりの原因になっている場合もあります。

ざっくり書くと

・副腎疲労→低血糖→肝臓での解毒↓→水銀などの重金属↑→免疫↓→カンジダ!

・副腎疲労→低血糖→交感神経↑→胃酸↓&腸の運動↓&悪性菌↑→SIBO!

↑こんな感じで機序が分かるようになることが栄養学を学ぶメリットであり目的です。最終的にはデータが無くてもかなりのことが分かるようになります。

カウンセリングの精度が飛躍的に上がり、クライアントの結果も出て、信頼度も飛躍的に上がります。

方法論や経験則のみで個体差を考慮する指標を知らないと、同じ方法をクライアントにやってもらってもAさんは効果出たけどBさんは効果が出ないみたいなことになります。

ちょっと話が飛びましたが、要するに副腎疲労あると腸が悪くなるし、腸が悪いとコルチゾール出っ放しで副腎疲労の引き金となります。

そして回復させるためにサプリメントなどを摂っても吸収されなければ全くの無駄です。

頑張ってサプリメンテーションしても血液データの数値が全然良くならないパターンはよくあります。貧血で鉄サプリ飲んでも全然改善しなかったり。

ということで栄養療法のアプローチはまず腸ケアから。胃酸も超大事です。

ではまた☆