「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。
【そのビタミンD吸収できてますか?】
結論「油と一緒に&胆汁酸」
ビタミンDは免疫だけでなく糖代謝や腸粘膜の修復にも必要です。
糖代謝が悪いとコロナの感染率や重症率は上がる可能性があります。→関連記事はこちら
腸ではタイトジャンクションの強化、細菌叢の調節、腸粘膜の再生促進などなど。
リーキーガットがあると未消化のタンパク質や異物、病原菌が体内に入ってしまい免疫機能がくるいます。
で、吸収の話なんですが、
ビタミンDは脂溶性のビタミンなので、胆汁酸による乳化され、ミセル(バラバラになって他の脂質と共に小さい粒になる感じ)を形成することで吸収されます。
胆汁の分泌は脂質を摂取することで、促されます。(胃から十二指腸にくるとコレシストキニンという消化管ホルモンが出て、胆嚢を収縮し胆汁が分泌される)
なので脂溶性のビタミンは油を含む食事と一緒に摂ることが大事です。おかずに油が含まれているか、もしくはサラダにえごま油とかオリーブ油を使うとか。
おかずに油が含まれていない、サラダにはノンオイルのドレッシング、とかだとダメってこと。
サプリは油を含む食事の後に。
肉を食べてお腹がもたれる方、LDL低値の方は胆汁酸が少なく、うまく消化吸収できないかもしれません。コレステロールの8割位が胆汁酸になります。
その様な方は胆汁酸サプリなどを補いましょう。