「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

肥満とコ○ナ

・肥満によるインスリン抵抗性→感染率UP&ウイルスの増殖を促す

・高血圧は重症化のリスク

・肥満による炎症は免疫のバランスを崩す

コロナでの死亡者はデータ上肥満の方が多いです。そして糖尿病の方も多いです。

イギリスの肥満率は27.8%、アメリカは36.2%、日本は4.3%。
イギリスのICUに運ばれた672人中73%が肥満、又は予備軍。
アメリカで3番目に多い死者数のルイジアナ州では、死者のうち66.4%が高血圧症、43.5%が糖尿病

※データは2020年4月頃のものです。

前回の記事で、肥大化した脂肪細胞が炎症性サイトカインを放出し、インスリン抵抗性を引き起こすと書きました。

コロナウイルスはACE2というタンパク質(細胞表面にある受容体)を介して細胞内に侵入します。

このタンパク質には糖の鎖(糖鎖)が付いています。インスリン抵抗性により高血糖になると、糖鎖が沢山できてしまい、ウイルスとの親和性が増します。

そしてウイルスは主に糖をエネルギーとしているので、高血糖だと増殖を促します。

また、肥大化した脂肪細胞から放出されるアンジオテンシノーゲンは血圧を上げます。
その過程において ACEとACE2が関係します。

省略して書くと、 ACEは血圧を上げる方に働き、 ACE2は抑制する方に働きます。ウイルスによってACE2が不活化すると血圧の抑制ができなくなります。

そして肥満による炎症が促進し、サイトカインが暴走している方は免疫のバランスが崩れるでしょう。

以上のことを考慮すると、普段からジャンクフードを多く食べ肥満があり栄養状態が悪い。このような方は、、、。

ということで、栄養を整えていきましょう!