大事なのは方法論ではなく個体差の評価! 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。

 

甲状腺機能・コレステロール・ダイエット

甲状腺ホルモンは代謝を司っていてダイエットにも関係します。

元々甲状腺ホルモンは飢餓に備える為のもので、飢餓時に代謝を落とすことによって生き延びようとするものです。

ですので甲状腺ホルモンが低下すると、代謝が落ちて痩せにくくなります。

甲状腺機能をみる1つの指標として、コレステロールがあります。

通常、クライアントの中で甲状腺ホルモンを血液検査で測ったことのある方は少ないと思います。
ですが、健康診断などでもコレステロールは測るのでそれを簡易な指標として使います。

すごーくざっくりですが、甲状腺ホルモンが低下するとコレステロールが高くなります。

・肝臓でのコレステロール合成は低下します。

・血液中の余ったコレステロールを受け取る肝臓の受容体が少なくなります。

つまり、実際に作られているコレステロールは減っているんだけど、血液中のコレステロールは増えてしまうということです。

ですので、カウンセリングで他の要素も加味すれば、1つの指標になり得ます。

肝臓でのコレステロール合成が低下するということはコエンザイムQ10も低下、エネルギー不足で疲れやすくなったり甘いものが食べたくなったりします。

つまりなかなか痩せられません。

このようなケースで、たんぱく質を増やしましょうとか、食べ順とか、バランス良く食べましょうとか、もう少し量を減らしましょうとかアドバイスされるクライアント、、、もはや罰ゲームですね(^_^;)

という訳でクライアントの為にしっかり学んでいきましょう!^_^