「大事なのは方法論ではなく個体差の評価!」 分子栄養学に基づいた血液データリーディング・栄養評価・ダイエット・健康に関するセミナー「トレーナーの為の栄養学講座」岡洋介です。
「胃酸が少ないとコロナ感染のリスクが上がる?」
以前に胃酸抑制剤(PPI:プロトンポンプ阻害剤)を使っている人はコ○ナの感染リスクが上がるという論文が出ていましたが、よく考えたら当たり前のことですよね。経口からの殺菌力が弱まるわけですからね。
それにプラス少し飛躍させて考えると、胃酸少なくてたんぱく質を吸収できないのは免疫力に影響が出ますよね。
ウイルスやガンに対してはリンパ球数が大事になってくるのですが、リンパ球数はアルブミンと相関があります。アルブミン少ないとリンパ球数も少なくなります。(もちろんアルブミンも様々な要因で変動するので1つの指標という意味です)
胃酸が少ないとたんぱく質の吸収↓でアルブミン↓、リンパ球数↓で感染の可能性↑となります。
そしてアルブミンやリンパ球数はCRPという炎症によって誘導されるタンパク質と負の相関があります。
まとめると
消化能力を健全に保ちたんぱく質を吸収できるカラダでいること、
普段から口腔・上咽頭・腸のケア&抗酸化対策で炎症を抑えることが大事。
もちろんビタミンDやマグネシウム、亜鉛なども重要です。
コ○ナに限らず当たり前のことを当たり前にやるだけです。
リンパ球数もそうですしビタミンDなども血液検査して、自分の免疫の状態を把握した上でどう数値を適正化していくかです。
マスクだけ付けても何の意味もないです。
トレーナーの方は胃酸が少ない方には、○○の1つ覚えみたいにプロテイン摂りましょうじゃなくて、どうやったらたんぱく質の吸収ができるのか、胃壁の修復ができるのか考えましょう^_^